写真は、パクセーホテル屋上にあるバーで撮影した景色。メコン川に沈む夕陽が美しい。沢山の外国人観光客がビールやカクテルを飲みながら美しい景色を眺めている。殆どが欧米人で日本人は私だけだ。古い劇場を改築したというパクセーホテルは何度か泊まった事があるが、老朽化していてお湯が出なくなったり、停電したりするので今は他のホテルに泊まっている。料理もワインも美味しくないけれど、夕暮れ時の景色は何度見ても素晴らしい。

パクセーの12-1月は、昼間は気温30℃位まで上がるが朝晩は涼しく一番快適な時期で大勢の観光客が集まっている。写真に写っている二人はドイツ人。他のバーでも色々な観光客と会い話しをした。就職前に2人で東南アジア各地を旅行している20歳のオランダ人男性。ベトナムのホーチミンにアパートを借りて音楽関係の仕事をしながらバイクで東南アジアを周っているトロピカルフルーツが大好きなフランス人。1年間世界中を旅しているフランス人。沢山のノマドたちが、パクセーの美しい夕陽を見ている。でも、日本人の若者は一人もいない。30年前のニューヨークは若い日本人が沢山いて色んな情報交換していたけれど、今の20代の日本人は海外に興味がないのか、余裕がないのか、なんだか寂しい。将来の安定や老後の心配よりも、今この瞬間を楽しんで欲しいと思うのは私だけだろうか？