私が長崎で白内障治療をしている間、デジタルノマドの夫はビエンチャンで仕事をしている。デジタルノマドといっても、バーチャルでなく、リアルな住所と銀行口座がないと、仕事はできない。韓国籍の夫にとって、日本は税金が高すぎてメリットが少なく、タイも結構ハードルが高いので、比較的安くビジネスビサが作れるラオスをビジネス拠点にする事になった。ラオスは郵便事情が悪く、郵便局までピックアップに行かなければいけない。私たちがホームオフィスとして借りているビエンチャンシティーアパートは、郵便物の受け取りができ、銀行も近い。銀行でラオスキップ建てとUSドル建ての個人口座とビジネス口座を開設し、買い物も銀行口座に連結したアプリで出来るようになり、随分便利になった。しかし、いざビジネスアカウントを利用し始めると予想外の問題が出てきた。海外からUSドルアカウントに送金されたお金の3割は自動的にラオスKIPの口座に移されてしまう。しかも、ラオスKIPの口座からUSドル口座に移す事は出来ないらしい。タイでも突然ドル建て預金口座のお金が使えなくなる事がよくあるらしい。最近、銀行の規制が国によって色々変わってきているので、銀行口座をいくつかに分散した方がいいようだ。

ラオスの銀行口座のKIPとUSドルの問題は、夫が何度か銀行窓口に通い、幾つかの書類を準備すればKIPからUSドル口座に移行できることがわかった。ふうううう。本当にひとつひとつ時間がかかるようです。