60代から始めるノマドライフ 294

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ビエンチャンの行きつけの日系バー「どれすでん」で飲んでいたら、突然の大雨で道路が川のようになり、外を歩けなくなった外国人旅行者3人が雨宿りで店に入ってきた。マスターがおしぼりや紙ナプキンを渡している。若い旅行者たちはただ雨宿りでお店に立ち寄っただけだが、雨は当分止みそうにない。「ご馳走しますから、座ってゆっくりビールでも飲みませんか?」驚いた彼らは遠慮がちにカウンターチェアーに座り、ビールやジュースを注文した。23歳のオランダ人女性、25歳のイギリス人男性、27歳のフランス人男性は先日、バンビエンで知り合い、今日ビエンチャンに到着、明日は一緒にタケークに行くという。私が「タケークは洞窟が素晴らしいけれど、今の時期は雨季で洞窟には入れない。」などとアドバイスする。彼らはラオス旅行や故郷での大学、仕事、家族の話しなどしながら、私がキープしているボトル焼酎も飲んで、益々宴会が盛り上がっていく。雨宿りに立ち寄った異国のお店で日本人に焼酎を奢ってもらうなんて、ミラクルだとみんな大喜び。やっと雨が止み、道路の水も少なくなってきた。「私も若い頃、いろいろな人たちに助けていただいたから、貴方達も歳をとったら、若い人たちにご馳走してあげてね!」といってお別れした。今度ヨーロッパに行ったら彼らに会えるかもしれない。

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