60代から始めるノマドライフ 286

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長崎に居る間は、近所の野良猫たちに餌を与えている。我が家は小さなログハウスで、車道から離れた山沿いにあり、沢山の野良猫が住んでいる。野良猫だけでなく、ハクビシンやタヌキ、イタチも餌を食べに来る。最近はアナグマがよく来るようになった。私と夫は野良猫やアナグマも信頼しているようで、私の目の前で黙々と餌を食べる。みんな可愛くて、毎日餌をあげたいのだが、また来週からしばらくは餌をあげられない。

長崎市は食べ物が美味しく、とても住みやすい町なのだが、近所は高齢者ばかり。通る車の数割は介護車。杖をつきながら歩いている高齢者たちは、やがて病院で寝たきりになりゆっくりと死をむかえていく。このまま長崎市に居たら、私も彼らの仲間になっていくと思うと、なんとなく悲しい気持ちになってくる。身体が自由に動く間は、ラオスでゆっくり時間をかけてアボカドを育て、私が居なくなった後も、アボカドの木は育ち続け、ラオスの人達の生活を豊かにしていく。そんな夢を見ながら、ラオス移住計画を進めている。

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