数日前、ラオスのバンビエンで若い外国人旅行者たちが、メタノール入りドリンクを飲んで死亡したというニュースを読んだ。記事内ではラオスの事を「実態の不透明な共産主義国家」と紹介されていて、なんだか誤解を招く記事だと思った。「ラオスは安全ですか?」とか「住みやすいですか?」などとよく聞かれる。「私には住みやすいけれどあなたにとって住みやすい所かどうかはわかりません。」と答える事にしている。要は何が目的で、誰と会うかで状況は随分変わってくる。私は今のアメリカやヨーロッパよりは、ラオスの方がよっぽど治安がいいと思うのだが、中途半端な事を言うと、「だって、貴方が言ったじゃないですか。」などと勝手に責任転嫁してくる人がいるので、特に思い込みが強そうな人には多くを語らない方がいいようだ。なんだか大人になるというのも寂しい気がしてきた。